三重県 N様 Z1 腰上オーバーホール 958cc化
大変お待たせいたしました、Z1の腰上オーバーホール作業になります。
年明けにメールでお問合せいただき、ようやく作業開始までになりました😅
圧縮圧がないとのことでご相談いただき903から958に若干ボアアップします!
タンク、外装を外し作業を進めます。
圧縮圧力も測定済みです!確かに低い値でした。。
ヘッド分解前にタペット測定し状況を把握。
一度人による分解が入っておりますので余計な事をしてないといいのですが。
ヘッドを分解しピストンヘッドが見えました!
今のところ変わった様子はありませんがこの後!!!
スリーブが自重で抜けてきました。。
この後1番のスリーブも同じ様に緩み、Zの精度の粗悪さを再確認!
実際ここまで酷いのは初でしたが、驚くことではありません😅
Zあるあるなのでこの後当店で再ボーリングし純正ではなし得ない精度で挿入します!
そして点検棒を通しクランクの位相ズレを確認!
問題なく通り安心です😁
バルブを外し目視点検します!
過去に人の手が入っておりガイドがリン青銅に交換してありました。。。
はっきり言いますがストリートユースなら鉄製ガイドで十分です。
ネットや雑誌でカッパーガイドでフルチューン仕様!冷却促進!などと謳いまくって
ユーザーを煽りまくってますが仕様、用途を理解していないショップ、ユーザーが神話を
創ってしまいついに‟自然と”浸透していくんです😥
このガイドもクリアランスも過大で楕円に変形しています。
他にも当店でZ2のヘッドをばらしましたが同じくリン青銅のガイドでガタガタのクリアランス。。
必要でない加工をせず、必要な加工を選択してこその店舗であるべきです。
なんでもかんでもガイド交換!カッパーガイドに交換を勧めてくるショップは
ん?と思った方がいいでしょう😅
スリーブを全気筒抜き測定しましたが、もんの凄い緩い寸法。
これは経年劣化でなったものではありません!
メーカー出荷時からの寸法です!
実際のZ系エンジンはこんなもんです💧
これでも全然走りますがオイル消費の根源となり白煙が止まらなくなります。
当店にてバチバチに仕上げます!