Z1 シリンダーブロックボーリング・プラグ穴修理
前回のZ1のブロック加工作業になります。
写真はボーリング前になりますが螺旋シマ模様がついていますがこれ純正からの切削目です。
ボーリングの際のビビり模様です。
なかなかここにお目にかかることは少ないと思いますがZ系の寸法や面粗度は甘く
当時の量産品の宿命と言いましょうか何でも作れ作れの時代です。
どの気筒も寸法はプラス目、当店にて真円に加工します!
狙いの寸法に切削しますがZはブロック内に巣があります。
機能上問題はありません。
それより真円度のが大事でボアの倒れ、歪みもボーリングで矯正されます!
今回はPAMSのESTスリーブを圧入しました!
純正と比べると圧倒的に硬く耐摩耗性もあり社外スリーブの中でも優秀です。
ホーニング前寸法までボーリングします。
最後に上面を面研し完了です。
1番プラグが半分ナメてましたのでヘリサート加工です。
リコイル用のタップをたてます。
リコイルバネを挿入すれば完成です!