TZR250 ’89 3MA エンジンオーバーホール
ゼファー1100と同時進行で進めておりましたTZR250のエンジンオーバーホールの依頼です!
20年近く屋内放置車両でしたので各所入念にチェックし復活させます。
リフトアップしどんどん分解します!
年式相応のヤレとホコリ具合です。このキャブは損傷がひどく、中古良品をオーバーホールし組付けます。
最低限の純正部品がまだ出るので助かります!
エンジンを降ろし!
クランクケースを割り。
各部分解点検しどんどん進めます!
ウォーターラインは錆とクーラントカスでいっぱいでした。
このあたりも徹底洗浄し流路を確保します!
エンジンを降ろしたついでにフレームを洗浄し足回りの消耗品も全交換します。
チェーンライン付近のフレームの油汚れ等を清掃します!
ある程度落としました。フレーム単体なのでリブなどの入り込んだ箇所も清掃します。
クランクはオーバーホールし、シール・ベアリングは新品交換です!
振れは0.02㎜なので問題なしです。
ケースを洗浄し点検して組付けていきます。
ミッションの摩耗も問題なしでした。
こちらも消耗品は全交換です。
クラッチを組付けバランサーシャフトの組付け位置を確認しどんどん進めます!
ちなみに89モデルはウォーターラインを改良加工します。ドン突きなチャンネルになっていて流れが悪いみたいです。
ここのウォーターポンプガスケットは廃盤でしたのでブルーポイントさんのGKキットを使います!
シリンダーは0.07歪んでましたので面研です。このまま組むとまあまあな確率でガスケットから吹き抜けます!!
ピストンはとっくに廃盤でリングのみの交換になります。ピストンは摩耗こそあるものの再使用可能なレベルでした。
ヘッドを組付けました!
エンジンらしくなってきました。
車体に載せ点滴にて点火!
無事に火が入りました!
、、、がサクションパイプの割れが発生したのでこれをキャンセルし組付けます。(機能上問題はありません)
オーナー様がご来店しメーターステーを塗装するとゆうことで一旦作業中断します。
来月には公道を走れるようになるでしょう。