エンジンオーバーホール専門

販売車両でありましたゼファー400ですがオーナー様が決まりましたのでエンジンフルリフレッシュし快適に長く乗れるように仕上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車載の状態からどんどんバラします！

シリンダーはどんな状態になっていますでしょうか。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

３番シリンダー錆アリです。。ですが、オーバーサイズピストンで組上げますのでなんの問題もありません。

長年の放置期間があるとこのような錆が発生します。白煙の原因にもなりますし害しかありません。

この程度の錆なら0.25㎜オーバーサイズで完全に取り除けます！

錆の深さでオーバーサイズ度が決まりますので経験が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

９万キロ走行の割りにまずまずでしょうか。

安定のスタッド廻りの砂フェスですね。めっちゃ嫌です。

まあ腰下も分解しますので落下しても気にせずバラします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてそしてシフトシャフトの軸受けが根元から割れています。。。って分かっててこの車両を購入しています。

とゆうのもノーマルベースで変な改造がされておらずエンジン以外状態が良かったので仕入れるしかないと思い購入しました。

純正キャリアもついていましたね。（まあまあ貴重）

当店で販売する車両はエンジンフルオーバーホールした車両しか販売しません。

某オークションや中古販売店でよくある事柄ですがホントろくな車両しかありません。泣

中古で購入し調子がなんとなく悪い、旧車はこんなモン、購入後のアフターは知りませんなんてざらです。

だからこそエンジンが完調であることが大前提です！

当店は完調で楽しく快適に長くオートバイに乗ってほしいだけなんです。

❝エンジンありき❞の理念でオートバイと向き合いますのでオーバーホールをお考えの皆様お待ちしてます。

さて分解に戻ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンジンを降ろし腰下を分解します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カムチェーンは伸び伸びです。。９万キロですからね。

右　新品　　左　中古

プライマリーも伸びまくってました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミッションは問題なさそうです。

本日はオーナ様がご来店しパーツのバフ掛けをご自身でされるということで持ち帰っていただきました。

現状をお伝えし進行具合を確認していただきました。いつでも来てくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回のつづきです。

ヘッドボルトがねじ切れましたので撤去作業です！

 

 

 

 

 

フライス盤にセットしボルトの芯を出しドリルとエンドミルで交互にざぐっていきます。

言葉にすると簡単ですがなかなか手間なんです。

芯を出すのはもちろんですがネジ山を損傷しないように気を付けながらの作業なので神経使います。。。

ハンドドリルなんかでやるとまず上手くいきません。文明の利器を使って確実に撤去しましょう！

 

 

 

 

 

こんな感じで撤去します。

３番又は４番サイズのフライスでないと二輪エンジンは融通利かないかもですね～

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残存ボルトの残骸が取れました！

ネジ山の損傷もなく上手く取れました。

まだまだ作業は続きます。

 

 

やっと更新できました。

‟超”忙しくブログどころではなくなってました。。

塗装とボーリング加工などが完了しこれから計測、組付けしていきます！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボーリング加工があがり、計測し腰上を組付けていきます！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メタル合わせも完了しワンウェイを組付けます。

ワンウェイはローラーとギアは新品に交換しました。

KZ系のワンウェイはZEP750の3個ローラーと同じ構造ですが滑ることはほとんどありません。

弱いバッテリーでエンジンをかけるとシャフトとローラーがしっかり噛まず、打痕を打つように回るのでダメージを与えます。

しっかり電圧のあるバッテリーで始動するようにしてくださいね。（ZEP750、GPZ900系は前期でトラブル多数）

 

 

 

 

 

 

 

 

 

0.25オーバーサイズでの組付けです。

ボーリング後の寸法も完璧です！

あとはヘッドの加工ですが、今日はここまで。

 

続きです。長らくお待たせです。

シリンダヘッドのシートカット、バルブフェース研磨加工からあがりました！

必要最低限の切削量で仕上げました。

すべて45°面70°面の修正❗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

摺り合わせも済ませました。

オーバーホールはこのヘッドの修正加工が必須です❗

燃焼圧の気密保持、ピストンによる出力はヘッドにかかってます❗

プライベーターやセミプロショップではシートカットをせずコンパウンドだけつけて摺り合わせしたりしてますが全く意味がありません😥

ただ擦っただけです💦

ヘッド単品でおおよそのシム調整を済ませブロックとドッキング！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

規定トルクで締結後もう一度タペット測定します。

単体とブロック締結後では隙間が微妙に異なります❗

一か所ずつ測定しましたが全て当店指定のクリアランスになりました😁

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘッドカバーを取り付けてエンジンになりました。

七分ツヤがいい感じです❗

 

エンジンを搭載しハンドルはオーナー様のご希望で風貌とアップハンドルに❗

ワイヤー類も延長し当然給油も行っております😁

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローテス後も問題ありません！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長らくお待たせしましたゼファー400完成です❗❗