エンジンオーバーホール専門

菰野製作所

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ゼファー1100のオーバーホール

オートバイ修理

第1回の記事はゼファー1100のオーバーホールからです。

約30年前の車両なだけあり色々と問題がありそうでしたが、分解するとひどい損傷はないものの各部クリアランス過大であったり異物の嚙みこみがあったぐらいでした。
再使用できる部品はそのままに、必要最低限の部品交換で作業を進めます。
ゼファーもいまや立派な旧車となりました。メンテナンスを施せばまだまだ走れます!

皆様からのオーダーお待ちしております。

 

かなり久しぶりの投稿になってしまいました。ごめんなさい。。

思わぬ機能部品のトラブルで大幅に遅れてしまいました。

問題のコレです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタータリミットギアです!

こいつが元凶で鬱一歩手前までいっちゃいました。

ユーチューブでゼファー1100のスタータートラブル動画であがっておりますが、オーバーホール後に滑り症状がでてしまい(圧縮があがったため)セルスイッチを押すと、‟ウキュ~~~~~~~~~~~~~~~~~キュキュキュキュキュッ!”となりました。

そこで当店で対策加工を施し全く滑ることなく機能することに成功しました!

当たり外れ、個体差などあると思いますがお客様のゼファーは92年式と初期モデルで30年以上の車両ですので時期もあったと思います。

お客様にはご迷惑をおかけしてしまいました。。

今ではセル1でかかります!!

では続きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンジンはサンドブラストをし半艶ブラックに塗装です。

ピストンは0.5OSにボーリングしクリアランスは4/100になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クラッチのバックトルクプレートは後期の2枚タイプを使用します。

クランクの振れも全く問題ありません。洗浄しどんどん進めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シートカットは30°、45°、70°の三面加工です。ここはオーバーホールしたら必須ですね。

もちろん摺り合わせもしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンジンを搭載し点火!!

FCRも相まってレスポンスもよし!!

オーバーホール前とは雲泥の差です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試乗後も問題なし!

今回は不測のトラブルでなかなか疲れました。。

結果的に修理できましたのでOKです!

ゼファー1100完成です!