三重県 K様 ヤマハRX350 腰上オーバーホール
続きましてオールド2サイクルトレール車の腰上オーバーホールになります!
オーナー様ブログ更新が大幅に遅れ本当にごめんなさい😭
中古で購入され、いざ走行すると焼き付いて当店にドッグ入りとなりました!
2ストなので分解は簡単ですが組付け前に慎重に各部チェックし寸法チェックも慎重にしないと
いけません。。
早速分解開始!

ヘッドを開けると。。

#1が見事に焼き付いています😥
原因?
こいつが犯人です!!!!

オイルポンプ駆動ギアが破損しています。。。
そら焼き付きますよね。

奥に見えるのがギアと駆動シャフトの残骸です。
まあ、こんなもんっすよ!(笑)
この手の年式の2サイクルエンジンはロクな状態じゃありません!!
焼き付き当たり前、焼き付き寸前当たり前、壊れる一歩手前当たり前!
購入前にこの3原則を念頭に購入しましょう!(全ての年式の2スト)
そんな状態でも偉っっっそうな値段しますからね、世も末ですな。
さあどんどんいきましょう!

と、言いたいところですが焼き付いたピストンの写真を撮り忘れてました😭
Damn!! Stupid me men!! ※訳(クソが!自分のアホがぁ!!)
ブロックがボーリング加工からあがってきました!
当店は2サイクルのボーリング加工は専門の加工業者様に依頼しております。
2サイクルのシリンダーは4ストと違い、シリンダー内壁にポートとブリッジがあります。
ここがキモで、ボーリングの際に工夫が必要になります!(ここは加工側のノウハウです)
絶対解はありませんが、2サイクルシリンダーならではの少しの細工が必要なんです😅
当店でもできなくはないですが実績がないため提供できません💧
今回もいい仕上がりです!

ベース面はガスケットを除去しオイルストーンにてバリ取り済!
ベースガスケットを乗せます!

ピストンを組付けます!
1.50㎜オーバーサイズです!
オーナー様に持ち込んでいただきました!
勿論クリアランスも測定済みです😁

ブロックを組付けます!
さて、ここでボーリング加工から上がってきたブロックですがそのまま組むとスーパーNGです!
わかりますよね??
ポート部のバリ です。
「加工先がやってくれるもんなんちゃうん?」ってなりそうですが、あくまで加工屋は加工のみです。
全く普通なのですが、ここを見落とすバイク屋が悪いんです、実は。
そのまま組めばリングがバリを引っ掻き、それがキズになり故障の原因になります。
今回ももちろんバリは除去しましたし、Rになるよう加工しました!
ちょっとした手間の掛け算で壊れないエンジンにしていくんです。
次です。

シリンダーヘッドのカーボンを除去しました!
デトネ痕もなく、安心しました。

ヘッドをドッキング!
エンジンらしくなってきました!

マフラーを装着しエンジン始動!
見事に息を吹き返しました!(始動時に混合比のミスでてこずりましたが😅)
オイルポンプは撤去し、メクラにて対応しました!
混合にて乗っていただきます。混合のが安心
一旦エンジンは置いといて、フロントフォークの分解です!

ダストブーツ取付け部の破損、クラックがありましたがここを修正するとなると金額がかさみますので
ここは液体ガスケットにて対応。
液ガスで対処できるレベルでしたので。

洗浄し各部組付けていきます!
いざ装着すると、再びオイル漏れ。。。
アウターチューブの変形が酷く、やむなく再度中古良品に再組付け!!

うん!いい感じです!
漏れもナシ!
あとは試走に行きます!

トルクもあり2スト350ccならではの加速が気持ちいいですね!
ただ純正キャブに問題があり、セッティングを煮詰めることができず、オーナー様と相談し
とりあえずこの状態での納車とさせていただきました!
現在はキャブを交換し快適に走行されているそうです😊
皆さんここで今一度2サイクルという乗り物について再認識していただきたいのが
巷にあふれる2サイクル販売車両は98%壊れている
という認識で大丈夫です!!
まず、焼き付きついてます😅
正確には焼きついてておかしくないという認識です。
どちらにせよ、徹底した修理・整備が必須ということです!
確かな腕と明朗な作業内容を開示してくれる店舗に任せたほうがいいでしょう。
RX350完成です!